【交換留学】出発の事前準備にかかった費用を公開 【書類申請編】
まだまだ世界中でコロナウイルスの脅威が広がっていますが、2021年9月にようやく留学事業が再開し、ようやく留学に行けることになったわがやの長女ちゃん。
所属大学の交換留学生として2022年2月から韓国へ1年間留学することになりました!
念願の留学!
留学生活での学費や寮費などは、所属大学からおおまかな費用についてお知らせがありましたが、ビザ取得や健康診断代などいったい幾らかかるのか予想がつきませんでした。
留学準備・出発までにかかった費用をまとめました。これから留学に行く方の参考になると嬉しいです。
留学事前準備(ビザ取得&各種書類手配)でかかった費用
¥272,534-
留学に必要な各種証明書やビザの取得は思った以上に時間がかかります。
渡航の準備期間が所属大学のテスト期間という事もありえます。(我が家がそうでした…)
渡航日が近づくとバイト先やお友だち・家族(親戚)が送別会をしてくたり、当分できないであろう日本での生活を満喫したいとおもうもの。
留学前に日本での生活を楽しむためには、早めはやめの準備をしてください。
この記事は
- コロナ禍の留学準備について知りたい方
- これから韓国へ留学予定の方
- ビザなどの留学準備【申請書類】にかかった費用について知りたい方
- 今後コロナ禍に留学を予定している方
にむけた記事となっています。
お子さんが海外留学に行かれる方の参考になればと思います。
2022年9月3日より韓国入国前に求められていた陰性確認書は廃止
2022年10月1日より韓国入国後翌日までに受けなければならないPCR検査は廃止となっています。
渡航条件は予告なく更新される場合があるため、政府機関、大使館または領事館等で最新の情報を必ず確認してください。
金額の内訳
大学指定の(海外留学)保険加入
大学指定の海外留学保険に加入しました。
保険費用:¥106,140-
保険期間は約1年です。
保険加入後の資料によると
出国前に必ず歯医者さんで治療していく必要がありますね。
保険を使うことなく留学をおえたいなぁ
わたしは持参するのを忘れて、大学の担当の方に連絡→その後PDFで送ってもらいました…
航空券の支払い
交換留学のため航空券は、学校指定の旅行会社が手配してくれました。
往復航空券 約¥90,000-(※各種税金・手数料含む)
指定の旅行会社から請求書が届き、期日までに振込ました。
銀行口座開設
留学先で利用したクレジットカード及びキャッシング(現金引き出し)利用した代金の支払い専用として、新たに娘名義の銀行口座を開設しました。
¥0-
これは留学中および帰国後(大学3・4年生用)の学費を目に見えるかたちですぐに確認しておくために、親目線で新規で口座を開設しました。
留学中に3・4年次用で支払う学費を、生活費で使いきってしまってはシャレになりません。
留学費用とは別に教育資金の管理をしたかったため、また留学でどのくらいお金を使ったのかもその通帳をみればパッと把握することができるので口座を分けることにしました。
特に必要ないと思われるかたは、新規口座開設はしなくてもOKです!
クレジットカードの手配
留学に限らず、海外旅行に行く際は国際ブランド(VISA / Master / JCBなど) が違うクレジットカードを最低2枚以上もっていたほうがいいとききますよね。
今回留学のために新規で作ったクレジットカードは下記の2つ。
- 学生専用ライフカード
- 楽天カード(家族カード)
現地で現金を引き出す用のキャッシング用・日々の食費や生活用品用・また本人のおこずかい用として、合計3枚のクレジットカードを用意しました。
持参したクレジットカードについてはこちらの記事に記載しています
クレジットカードも申し込み後、手元に届くまで最低でも1週間はかかります。
留学が決まったらなるべく早めに手配するのがおススメです。
ビザの手配
ビザの取得は、申請に必要な書類を持参し、駐日本国大韓民国大使館(東京都港区南麻布1-7-32)へ本人が申請にいきました。
申請手数料¥0-
時間を過ぎるともちろん申請はできませんので、時間に余裕をもっていってくださいね。
申請に行こうとした日に朝寝坊をして申請時間に間に合わなかった長女ちゃん…(結果、翌日に再チャレンジにいきました)
査証交付は 、平日14:00 ~16:00です
ビザ申請に必要な書類
- 査証発給申請書・パスポート・標準規格写真1枚
- 滞在費用立証書類(残高証明書)(英文)※1
- 現地大学の入学許可証
- 所属大学(日本)長が発給した推薦書
③④については、交換留学が決定した時点で双方の大学から生徒宛に書類が届きました
滞在費用立証書類(残高証明書) とは ?
※1 滞在中の財政能力の証明。駐日本国大韓民国大使館によると米貨5,000ドルが原則のようです。
(約55万円(※1ドル110円で計算の場合))
財政立証書類 (米貨5,000ドル程度)
駐日本国大韓民国大使館 https://overseas.mofa.go.kr/jp-ja/wpge/m_1111/contents.do
* 両親の残高証明書を提出する場合は家族関係証明書の追加提出が必要
▸1年間(語学研修6ヶ月)の財政能力(登録金 +滞在費)の立証が原則
所属大学側からは、「残高は100万円以上が望ましい」と指導がありました
残高証明書発行手数料 ¥0-
娘の口座がある金融機関は、電話での「発行依頼」が可能でした。そのため翌日には残高証明書を受け取ることができました。
発行を依頼する金融機関へ事前の電話連絡をおススメします
- 交換留学生であることを立証する書類(大学間で締結した学生交流協定書)(英文)コピー
- 1学期以上を修学した事を立証する書類(英文)
※学校によっては発行手数料がかかります
証明書類発行手数料 1部¥800-
健康診断の記録(英文)
留学先の大学へ提出する必須書類の1つ。
健康診断費用 ¥30,200-
健康診断を受診し忘れていた我が家の長女は、留学先大学への提出期限が残り約1週間というタイミングで、病院探し…
テスト期間ですっかり忘れてたよ…
もちろん診断書は英語です!
留学先大学指定の検査項目には血液検査(梅毒やHIVなど)もありました。
幼いころから通っている近所のかかりつけクリニックではHIV検査をしてもらえませんでした。
英文の健康診断書を発行してもらえる病院をインターネットで検索し、何件か電話をしてみましたが、診断書発行までに約10日必要(期間短縮はむずかしい)と言われてしまうクリニックがほとんどでしたが、下記のクリニックは事情を説明したところ、提出期限日に間に合うように診断書を発行してくださいました。
長女の場合は、検査日含め6日後に証明書を発行してくれました。
受取日は学校のテスト日だったため、私が代理で受け取りにいきました…
受付の方の対応もよく急な対応にも対応してくださり、とても好感がもてるクリニックでした!
ありがとうございました!
ワクチンパスポート
2022年9月3日より韓国入国前に求められていた陰性確認書は廃止
2022年10月1日より韓国入国後翌日までに受けなければならないPCR検査は廃止となっています。
渡航条件は予告なく更新される場合があるため、政府機関、大使館または領事館等で最新の情報を必ず確認してください。
これもコロナ禍の留学ならではの書類。
郵送料のみ ¥94-
ワクチンパスポート(コロナウイルスワクチン接種証明書)を居住地の自治体から発行してもらいました。
住んでいる自治体では、デジタルの証明書を発行してもらえたのですが、登録にはマイナンバーカードが必須(通知カードは不可)でした。
我が家はマイナンバーカードは作成していないため、紙の証明書を発行してもらいました。
マイナンバーカードを取得するなら、お得なマイナポイント制度を使うのがおススメ
海外渡航用陰性証明(出国前PCR検査)手配
2022年9月3日より韓国入国前に求められていた陰性確認書は廃止
2022年10月1日より韓国入国後翌日までに受けなければならないPCR検査は廃止となっています。
渡航条件は予告なく更新される場合があるため、政府機関、大使館または領事館等で最新の情報を必ず確認してください。
コロナ禍の留学では、下記の費用もかかりました。参考までに記事は残しておきます
コロナ渦の留学という事もあり、PCR陰性証明証(英文)が必須です。
PCR検査費用 ¥16,000-
韓国の場合は下記の通り
PCR陰性確認書類の基準は状況によって変更される場合があります。必ず最新の情報をご自身で確認してください。
この出国前のPCR検査は、クリニックによって価格がピンキリです。
同じ証明書を発行してもらうならばなるべく費用を抑えたいですよね。
今回はこちらにお世話になりました。
チームメディカルクリニック新宿
所在地:東京都新宿区歌舞伎町1丁目30−1 西武新宿駅 新宿プリンスホテル内B2F
こちらは、東京都内で5か所(新宿・虎ノ門・池袋・日本橋・恵比寿)にクリニックがあるので最寄りの場所を選びやすいです!
事前予約は必須です!
現地での隔離費用の支払い
2022年6月8日から海外入国者の隔離義務は解除となっています
これもコロナ禍ならではの追加費用。
隔離費用(食費込) 約¥40,000-
長女が韓国に入国した際、10日間の隔離が必須。
今回は留学先の大学が指定する施設に入居します。
隔離の際の宿泊費&食費を事前送金してほしいと連絡があり、費用を海外送金しました。
(今回この費用についはクレジットカード支払い・現地での現金支払いは不可でした)
海外送金サービスの開設手続き
海外送金はしたことがなかったため、口座をもっているゆうちょ銀行や大手都市銀行で「海外送金サービス」について調べてしらべてみました。
すると海外送金を利用したい場合は、事前に身分証明書・マイナンバーなどを登録し、サービスを利用できるようにしておく必要があるとのこと。
どの銀行のホームページをみても海外送金が可能になるまで数日かかると記載がありました。
今回、先方から入金指示の連絡が遅かったにもかかわらず、入金〆切日がとても早く、大手銀行で「海外送金サービス」の利用申し込み・手続き完了を待っていたら渡航(隔離)に間に合わないことがわかりました。
どうしようかと、藁をもすがる思いで地元の信用金庫に相談。
急な問い合わせにもかかわらず、ていねいに海外送金のやりかた、必要な書類について指示をしてくれ、無事にギリギリ期日に間に合うタイミングで海外送金することができました。
海外送金手数料 ¥8,500-
めんどくさい事案の対応ありがとうございました!
送金はドル建にて振込をしました
パスポート
長女の場合、パスポートは有効期限内だったため、申請費用はかかりませんでした。
(残りの有効期限は帰国日の3か月後まであればOKでした)
パスポート費用は下記になります
有効期限10年 ¥16,000円
有効期限5年 ¥11,000円
パスポート申請について、詳しくは外務省のホームページを確認してください
まとめ
費用一覧
内容 | 費用 |
---|---|
学校指定の海外留学保険(1年間) | ¥106,140- |
往復航空券 | ¥90,000- |
ビザ申請費用 | ¥0- |
ビザ申請用証明写真 | ¥1,000- |
所属大学発行の各種証明書 (英文) ×2 | ¥1,600- |
本人名義の残高証明書(英文) | ¥0- |
健康診断費用 (英文) | ¥30,200- |
ワクチンパスポート取得費用 | ¥94- |
PCR陰性証明証(英文) | ¥16,000- |
隔離費用 | ¥35,000- |
隔離費用振込手数料(海外送金手) | ¥8,500- |
※上記にはビザ取得等での交通費は含みません
留学事前準備(ビザ取得&各種書類手配)でかかった費用
¥272,534-
※渡航先、留学期間、隔離期間、健康診断費用、出国前のPCR検査等でこの価格は変動します
留学が決定し渡航日が確定してから、年末年始をはさんだ関係もありますが、健康診断手配・ビザの取得など思った以上に時間がありませんでした。
コロナ禍での留学は状況が急に変更になる可能があることを踏まえて準備を進めていく必要があります。
渡航先がどこれであれ、今後留学を予定している方は、余裕をもって事前準備を是非進めてくださいね。
もっと余裕をもって準備をする時間はあったはずだよ?
ギリギリに頑張るタイプなの(笑)
翻訳アプリの紹介
渡航日確定後は、各種送付資料の説明など、留学先大学担当者から本人あてに直接連絡がありました。
主にカカオトークでコミュニケーションをとっていました。
・提出書類について
・隔離について(施設・費用等)
・寮生活の注意事項など
各種説明資料も全て英語(一部は韓国語)で記載されていたため、現地言語を学ぶまえにまずは英語です。
英語資料の翻訳は、DeepL(ディープエル)というサイトがおススメです。
有料プランもありますが無料でも十分すぎるほどの翻訳性能です。
出発前でも、なかなかの金額がかかりました。
2023年コロナ禍でなければ、もうすこし安くなった気がします……
参考になれば嬉しいです
2023年5月追記
人がほとんどいない成田空港から留学に出発した我が家の長女ちゃん。コロナ禍で出発前のPCR検査や到着後すぐの隔離など、大変なことも多かったようですが、誰もがその時の状況が初めてで、受け入れ先の大学スタッフの方々のサポートが手厚かったそうです。
また多くの大学が留学を見合わせていたため、日本人留学生もまわりに少なかったのも現地で学ぶうえでとてもよかったそうです。