【交換留学】留学費用っていくらかかるの?韓国留学でかかった費用を大公開
2022年2月に韓国に交換留学として旅立った我が家の長女ちゃんがこのたび無事に帰国しました。
約1年の留学はとても楽しかったようです。
今回の留学にかかった費用をまとめてみました。
金銭面については親なりに事前準備はしてきたとはいえ「留学中の生活費はいくら必要?」と、金銭面の不安はありました。
本人の生活スタイルや、滞在地域などによって多少の前後はありますが、韓国に留学するかたの参考になればと思い費用を公開します。
この記事は
- 韓国の留学にいくらかかったのか知りたい
- これから(韓国)留学へお子さんを送り出す方
- 留学の生活費っていくらかかるのか知りたい方
にむけた記事となっています。
韓国留学(約11か月)にかかった費用は約200万円(※学費は含みません)
内訳を詳しく説明してきたいと思います
渡航前費用
約¥272,534–
渡航時はコロナ禍ということもあり、事前のPCR検査や韓国渡航後の隔離期間の費用で約5万円かかっています。
往復の航空券もこれに含まれます。
詳しくは下記の記事をご覧になってください
渡航時に持参した現金
約¥221,000–
渡航後、寮費を現金で支払う予定があったり、銀行やATMを探すまでの資金として渡航時に¥221,000を韓国ウォンに両替をしていきました。
下調べをせずに空港で両替をしたところ手数料が半端なかったです…。
海外通貨の両替は出国前に自宅で準備するのがおススメです!
留学中のクレジットカード利用金額
約¥1,337,000–
生活費用のクレジットカードを2枚用意していきました。
夏休みを過ぎたころに、韓国の銀行口座に海外送金をしたのもあり、留学後半はクレジットカードはメイン使用の1枚で足りました。
利用月 | ライフカード | 楽天家族カード | 合計 |
---|---|---|---|
2月 | ¥50,000 ※1 | ¥12,000 | ¥62,000 |
3月 | ¥58,000 | ¥13,000 | ¥71,000 |
4月 | ¥50,000 | ¥60,000 | ¥110,000 |
5月 | ¥131,000 | ¥57,000 | ¥188,000 |
6月 | ¥144,000 | ¥16,000 | ¥160,000 |
7月 | ¥138,000 | ¥0 | ¥138,000 |
8月 | ¥115,000 | ¥0 | ¥115,000 |
9月 | ¥81,000 | ¥0 | ¥81,000 |
10月 | ¥100,000 | ¥0 | ¥100,000 |
11月 | ¥162,000 | ¥0 | ¥162,000 |
12月 | ¥150,000 | ¥0 | ¥130,000 |
合計 | ¥1,179,000 | ¥158,000 | ¥1,337,000 |
※1 渡航前、日本ではLINEMOを利用。空港での入国審査の際、事前に準備し持参した韓国シムがうまく接続できず、日本の契約のままのLINIMOを利用してしまったようです。
本人曰く、ほんの数分の利用だったようですが、約¥34,000の請求が届きました。
海外利用設定をしていない方はくれぐれも、使用は気を付けてくださいね。
それでも約3万は高いよ…
キャッシングをした回数と金額
寮でのコインランドリー費用やTマネーカード(日本のSuicaのようなカード)のチャージ、寮費の支払いなど現金しか利用できない場面もあったため、キャッシングで現金を用意してもらいました。
ただ持参していったクレジットカードでキャッシングが可能なATMが寮の近くになかったらしく、キャッシングはとても不便だったとのことです。
利用月 | キャッシング | ATM利用料 | 手数料 | 合計 |
---|---|---|---|---|
3月 | 0 | 0 | 0 | |
4月 | 5,000 | 110 | 134 | 5,244 |
5月 | 50,000 | 220 | 1,147 | 51,367 |
6月 | 30,000 | 220 | 721 | 30,941 |
7月 | 53,000 | 330 | 1,280 | 54,610 |
合計 | 138,000 | 880 | 3,282 | 142,162 |
海外送金
韓国の銀行口座を開設したため海外送金が可能となりました。
キャッシングよりも使い勝手がいいとのことで、まとまった金額を送金しました。
楽天の海外送金は1回の手数料が一律1750円のため、口座を開設したら留学期間中の費用をまとめて送金するのもよさそうです。
その場合、送金先の情報は間違えないよう細心の注意を払う必要があります。
送金月 | 金額 | 手数料 | 合計 |
---|---|---|---|
7月 | 200,000 | 1,750 | 201,750 |
8月 | 270,000 | 1,750 | 271,750 |
合計 | 470,000 | 3,500 | 473,500 |
通信費
韓国用のシムカード
75,790円
韓国でのシム利用料金は1か月¥5,900かかりました
長女が契約したのは下記のシムカードです。
このシムカードにした決め手はこちら
- 電話番号が事前にわかる
- データ通信が完全無制限
- 外国人登録する前に、パスポートで開通可能
- SIMの返却が不要
- クレジットカードで現地で延長が可能
- 面倒な設定が少なく開通可能
- 一般電話(発信)も40分付属で国際電話も可能
留学生活に慣れてきたら「より安いシムの契約をする」という方法もあるかもしれませんが1年間はあっという間。
煩わしい手続きの時間を、現地での充実した生活にあててもらいたいと思い、帰国まで11か月継続して契約しました。
日本の携帯電話番号の扱いについて
日本ではLINEMOを利用。
LINEMOでは番号の休止といったサービスはありませんでした。
長女の場合、携帯の電話番号を変更したくないという理由で、LINEMOの契約を低価格に変更し留学中も契約し続けていたため毎月LINEMOの契約費用がかかりました。
のりかえ(MNP/番号移行)を行ってもっと維持費が安くなる携帯電話会社&方法もあると思います。
LINEMOの場合ソフトバンクにMNPをし、休止サービスを利用することが可能です。
月額利用料:429円(保管受付当月分より、毎月請求)
また電話番号が変更になってもよければ、いったん解約してしまうのも方法の1つです。
出発前にMNPする時間なかった…それに面倒だったの
寮費
約330,000円
寮は2人部屋。
長女の場合、寮費は現地にて現金払いでした。キャッシングや海外送金をした分から引き出し支払っていたようです。
支払月 | 費用 |
---|---|
2月 | 約¥35,000 |
4月 | 約¥36,000 |
6月 | 約¥49,000 |
7月 | 約¥40,000 |
8月 | 約¥85,000 |
10月 | 約¥85,000 |
※寮費は、コロナ隔離期間が明け学生寮に移動してからの費用です
※8月に棟を移動する必要があり、移動先の部屋が広くなったため値段も上がりました
1か月約30,000円なら安いのかな?!
留学先で出会った日本人留学生のなかには日本の所属大学が寮費は全額補助で無料という方もいたそうです!
韓国の留学生向け健康保険
外国人登録完了後、海外の留学生も韓国の健康保険に加入は必須とのこと。
留学前の説明会で事前説明もあったね
外国人登録をしたあとに、韓国の健康保険支払いの通知が届いたようです。
支払いは5月からスタートで、金額は約¥11,206でした。
出発前、所属先の大学での事前説明では、韓国の健康保険に加入するよう説明がありましたが、現地で本人が確認したところ、日本で健康保険に加入していることの証明ができれば、韓国の健康保険は加入の必要はないとのことでした。
そのため、5月に1回保険料を支払いましたが、次月から免除申請をしました。
(残念ながら返金はありません)
免除申請の際、日本の保険証が必要となります。
コピー可だったので、保険証の両面をPDFにし本人にメールをしました。
使わないと思ったから、日本の保険証は自宅保管してました
その他
国際郵便
送った月 | 送付回数 | 金額 |
---|---|---|
2月 | 2回 | ¥17,300 |
3月 | 1回 | ¥7,850 |
4月 | 1回 | ¥10,500 |
6月 | 1回 | ¥10,600 |
9月 | 1回 | ¥13,000 |
合計 | 6回 | ¥59,250 |
3月、大学(語学堂)での授業が本格的にスタート。
日本を離れて約2か月経過したころが、わたしからみて一番精神的に辛そうに感じました。
帰りたいよ…
よく頑張ってるよ!なんとか乗り切って
日本でよく食べていたお菓子や、韓国で買えなそうな日本食を送りました。
「あの洋服を送ってほしい」「この教科書が必要だった」などなど、長女のリクエストなどもあり、留学中に合計6回国際郵便で荷物を送りました。
学費について
日本で在籍している大学に前期の授業料、約55万円納入しました。
本来ならば後期の授業料として約50万円ほど納入しなければなりませんでしたが、
交換留学は、後期の授業料無料!!(※長女の所属する大学の場合)
交換留学って最高!
約1年間の学費は、日本の大学に前期分の約55万円を納入しただけです。
※学費の取り扱いは各大学で異なります
支給されたお金
留学支援金
在学中の大学より留学支援金が10万円支給されました。
留学奨励金
大学1年時の成績が一定の基準を満たしていたため、留学奨励金として26万円をもらうことができました。
1年間バイトもできかなったし、日本に帰国したあとのおこずかいにしたいよ。
と本人の希望。
この奨学金は本人が頑張って勉強した結果。
話し合いの結果、10万円は帰国後の本人のおこずかいになりました。
成績優秀者奨学金
なんと2学年時の成績が優秀だったとのことで、10万円支給されました!
わが娘ながらエライ!勉強を頑張るといい事あるね!
ライフカードのキャッシュバック
学生専用ライフカードは、海外でのショッピング利用分は3%のキャッシュバックサービスがあります。
(上限金額100,000円・要事前申し込み)
約2,5万円キャッシュバックがありました!
海外留学に行く方は学生専用ライフカードがおススメ!
毎月の生活費は?
支出と収入から毎月の生活費を計算してみます。
ざっくり計算ですので悪しからず
かかった費用一覧
使ったお金 | 内訳 | もらったお金 |
---|---|---|
¥272,534 | 渡航前費用 | |
¥221,000 | 渡航時に持参した現金 | |
¥1,337,000 | クレジットカード利用額計 | |
¥142,162 | キャッシング利用額計 | |
¥473,500 | 海外送金計 | |
奨学金等 | ¥360,000 | |
ライフカードキャッシュバック | ¥25,000 | |
¥2,446,196 | 合計 | ¥385,000 |
学費は計算にいれていません
使ったお金から、もらったお金をひくと、
¥2,446,196-¥385,000=¥2,061,196
上記の金額¥2,071,196には寮費や携帯費用が含まれているので、寮費と携帯費用を引きます。
(※ざっくり計算なので、韓国健康保険や日本の携帯維持費はここでは除きます)
¥2,071,196ー(¥330,000+¥75,790)=¥1,655,436
¥1,665,436を滞在月11か月で割ります。
¥1,665,436÷11=¥150,491/月
月に15万?!
寮では自炊ができなかったので、留学中はすべて外食。
留学前に韓国での1回の食事費用がどのくらいかわからなかったので、
予算として考えていたのは、1食1,000円×3回/日×30日=90,000円/月
(朝食に1000円は使わないとは思いますが…。ですが、3食・各500円を滞在期間中ずっとは日本でも厳しいかと…)
食べることは生きること。衣服代は削っても食費は削ってほしくなかったです。
食費は毎月¥90,000
お友達と映えカフェにも行けて楽しかった!
学用品(教科書)、交通費・美容院や衣服・メイク用品・娯楽費等が¥60,000という計算になります。
あくまでざっくりですよ
おかげで留学中はほぼお金の心配をしなかったよ。
補足
毎月15万円の生活費と聞くと、かなり裕福な生活を送っていたように思いますが、
- 長期休暇を利用して国内旅行
- 帰国の際の引っ越し費用(韓国から荷物を国際郵便・段ボールを
6箱8箱(再確認したら8箱でした)・(1箱8~9,000円ほど) - 妹たちへ送ってくれた韓国グッズ
- 祖父母・従妹などへのお土産
- 退寮は帰国日の前日・午前中だったので、退寮後の宿泊費
などなど、食費や日用品以外でも必要不可欠だった費用もあります。
妹たちに頼まれて韓国のお菓子やラーメン・マスクなどを買ってくれ、段ボール1箱を国際郵便でおくってくれました。
国内旅行は特にわたしが行っておいでと勧めました。
せっかくの留学生活。勉強も大切ですが肌でその国を感じられる絶好のチャンス。
学校周辺だけで生活するのはもったいないですもんね。なにより日本から観光へ行くより格段に安い!
韓国人の知人に会いに、チャングムの誓いの撮影場所・水原華城へ行ったそうです
まとめ
韓国留学(約11か月)にかかった費用は約200万円(※学費含まず)
改めて合計金額をみると、なかなか大金ですね。
これを一括ですぐに用意しようとするとやはり大変ですが、生活費はクレジットカード払いだったのが助かりました。
常日頃「留学に行きたい!」という本人の希望も聞いていたので、少しづつ留学費用を貯めていたのでなんとか費用を捻出できました。
それに本人が留学前に真面目に勉強していたため、奨学金をもらうことができ、その分で余裕のある生活ができたのではないかと思います。
また娘の通っている大学は、交換留学の場合、後期の学費が免除になったのも助かりました。
2022年は円安の影響がありましたが、物価も日本とそれほど変わらない韓国だったため欧米への留学よりも金額は抑えられたのではないかと思います。
もちろん費用はもっと抑えられると思います!
高いと思うか、安いと思うか
トータルで金額をみると驚愕しますが、これが親元から離れて大学に進学し、4年間一人暮らしだった場合と比較すると、安上がりだったなのではないかと思います。
それに留学で得られるものはプライスレス。(だと信じたい。)
お金の心配をせずに「勉強」も頑張ってもらいたかったので、現地でのお金の使い方は本人に任せ。
クレジットカード明細を毎月確認はしていましたが、毎月驚くようなクレジットカードの使い方はありませんでした。
なにより本人が高校在学中から希望していた留学。
親としては、なんとかしてでも行かせてあげたかったのです。
(ちなみに長女は大学進学の際、留学をすることを念頭に奨学金を借りる選択をしています。)
奨学金は「借金」ではありますが、今、この時期にしかできない体験に奨学金を利用したことに、本人も親としても後悔はありません。
頑張って返済していくよ!
今回の留学費用が「高い」か「安い」か…。
ずばり安い!
なぜなら、長女が全力で勉強し、留学先でたくさんの友人をつくり、日本では経験できない経験をすることができ、なにより笑顔で帰国してきたからです。
約1年の母親目線の韓国留学シリーズはこれでいったん終了です。
毎回お読みいただきありがとうございました!
追記
留学中の支払いはクレジットカードを利用していました。
そのクレジットカードは留学先でのみ利用だったのですが、帰国後、5月になってから¥18,000‐の請求が発生していました。
本人に「クレジットカード会社に問い合わせをして!」と何度も何度も伝えたのですが、答えはいつも
時間がない。忘れちゃう。
結局問い合わせをした時には、保証期間(60日)を過ぎていたため、不正利用された金額はもどってきません……。
帰国後数か月経っても、不正利用があることにビックリですが、ずっと問い合わせをしなかった長女にはあきれるしかありません。
もちろん不正利用された金額は長女のお小遣いからマイナスです。
留学中に使っていたクレジットカードは、帰国後もきちんと明細書を確認して「あれ?」と思ったらすぐにクレジットカード会社に問い合わせをしてくださいね!